個人民事再生手続きの始まり

さて、債務整理サポートプラザ(借金の悩み相談室)で相談したことを、今度は実行に移すときがきた。

 

債務整理サポートプラザ(借金の悩み相談室)では、あくまでも相談のみなので、詳しいことはすべて弁護士との話し合いになる。

 

私の場合、1,000万円という負債があったため「個人民事再生」か「自己破産」しか道がなかった。

100万円や200万円くらいなら「任意整理」の方が早く解決して良いと思う。

 

なんといっても、個人民事再生手続きは裁判所からの承認が下りるまでかなり長い期間がかかる。

これについてはまた別の機会に書こうと思うが、とにかく長い付き合いになるわけなので、弁護士もしっかり選ばねばならない。

 

私の担当を請け負ってくれた弁護士は、債務整理サポートプラザ(借金の悩み相談室)から弁護士会を通して紹介してもらった弁護士で、とても丁寧に対応していただいた。

 

最初の面談では、まずこちらの現状をしっかりと把握しもらわなければならない。

恥ずかしいとか情けないからと言って、自分の現状を隠していても何も解決しない。

相手は法律の専門家である前に、人を見る専門家でもある。そんな人種を相手に自分を隠していても、化けの皮が剥がれるのは時間の問題だ。

 

信頼できる弁護士と出会えたら、とにかく、今の時点で自分の抱えている借金の詳細を全て話してしまおう。

弁護士へ委任した時点で、債権者へ「債務整理開始通知」が送られる。

この通知が送られたら、個人民事再生手続きの開始だ。

 

債権者の元へ「債務整理開始通知」が届けば、裁判所から何かしらの決定が下りるまで、債権者は債券の回収ができなくなる。

ある意味、借金の取り立てを一時的に止めさせる”伝家の宝刀”のようなものだ。

 

一時的にでも借金の返済を考えなくて良いというのは、精神的にものすごく楽になる。

いつも何かに追われているような切羽詰まっていた状況が一変するのだ。もちろん、自己破産でもしない限り借金が消滅することはないが…。

 

借金の返済に追われて視野が狭くなっていたときには見えなかったことも、心に余裕が生まれるて視野が広くなれば、今までと違う生活の未来が見えてくる。

 

まずは、大きな一歩を踏み出してみてほしい。